日本画家 斉藤和 の 作品語り。

京都から世界へ。 1960年京都府生まれの日本画家、斉藤和のぶろぐです。 美しいとは、を日々模索です。   http://www.saitoukazu.com

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

潮。

富山県で最初に訪れたのは雨晴海岸です。 ある方がきっかけで、源義経を深く知りたくなり、 けっして歴史の主役でもないのに、今でも語り続けられる、この稀代のヒーローの歩いた道筋を私も歩きたくなったからだ。 吹雪を避けるためだけでもなく義経岩にはい…

私語く。

山の上から海を見おろす。 私の幼児体験です。 墓参りや日常の遊びで、家の前の小山からはるかの海をながめるのが大好きでした。 木の実を食べにも、よく山にはいりました。 赤や黒の実の甘酸っぱい味は、いまでも私の幼心をうちます。 数か月前墓参りに行っ…

道の先。

ここは、「おおかみこどもの花の家」の取材後に迷い込んだ道です。 桜の時期でしたが、まだ雪がのこっていました。 水分を多く含んだ空気の中で、植物がいきいきと暮らしていました。 場所はちがっても、子供のころに雪投げをしたりして走り回った道そのもの…

旅立ちの朝。

早朝の駅に立つ時、 これからの期待に目の前の風景は色をなくして 人気の少ない濃い空気が空だけを明るく感じさせてくれる。 一歩また一歩と歩く、その始まりは期待感につつまれ 遠い先ははるかに見えなくても あそこにあることだけは確かなのだ。 とにかく…

風の記憶。

わたしは磯や浜で探し物をするのが大好きです。 遠い夢のさがしものです。 ここ、ヒスイ海岸ではヒスイを探しました。 最初はヒスイがどんなかたちであるのかわからなかったので時間がかかりましたが、 かなり大きなものも含め沢山見つけました。意外でした…

水の星。

太古の自然がそのまま残る「杉沢の沢スギ(富山県下新川郡入善町)」。 すぐそばに富山湾が広がり、立山連峰がたちあがります。 残されたその場所には湧水がながれ あきらかに空気がかわります。 時間の流れがかわります。 Nature of ancient remains intact "…

はじめまして。

少しづつですが、新作を発表させていただきます。 何か書けるときにはコメントもそえれればなあ、と。 It is little by little, but is happy to announce a new product. Comments also, I wish if accompanied when you write something. 「里の花」 取材地…