日本画家 斉藤和 の 作品語り。

京都から世界へ。 1960年京都府生まれの日本画家、斉藤和のぶろぐです。 美しいとは、を日々模索です。   http://www.saitoukazu.com

斉藤和日本画作品集「絵言葉」につきまして。

最初の「絵言葉」を出版させていただいたのは2007年。今から13年まえのこと。斉藤和作品集「絵言葉」から、斉藤和日本画作品集「絵言葉」へ。 発行は、たんぽぽプロジェクト企画室。たんぽぽの綿毛のように、どこまでも遠く、どこまでもたくさんの方に、たくさんの…

「斉藤和たんぽぽプロジェクト」、番外編、アマビエ図ポストカードです。

斉藤和たんぽぽプロジェクト~たんぽぽの綿毛のように~ 番外編 新型コロナウイルスの一刻も早い終息を心から願い、 御周知のかたも多いかと思います、アマビエ。 京都大学図書館所蔵「肥後国海中の怪」を読み解き 私もアマビエ図を描き、そしてポストカード…

「斉藤和たんぽぽプロジェクト」、vol.15はむくろじです。

斉藤和たんぽぽプロジェクト~たんぽぽの綿毛のように~ vol.15、むくろじ。 私は日々の感動や表現のためのスケッチやクロッキーをたくさんします。 その活動のうちのいくつかをハガキサイズで描きます。 そしてそのスケッチの実物を飾りたい!と思っていた…

斉藤和オリジナルスマホケースで、日常にアートを!!

画業39年記念のサンキュウ企画として斉藤和オリジナルスマホケースを発売いたしましたところ、おかげさまで大変ご好評をいただき、たくさんの方のお手元に作品をお届けさせていただくことができました。 ありがとうございました。 そして、新しいデザインの…

「斉藤和たんぽぽプロジェクト」、vol.14は大楠です。

斉藤和たんぽぽプロジェクト~たんぽぽの綿毛のように~ vol.14、大楠。 昨年、39年目の感謝の思いをこめてスマホケースを企画いたしました。 そして40年目の昨年、 この気持ち・感動をどこまでも届けたいと思い、 いろいろと考え、 斉藤和たんぽぽプロジェ…

「斉藤和たんぽぽプロジェクト」、vol.13は、松尾大社にてです。

斉藤和たんぽぽプロジェクト~たんぽぽの綿毛のように~ vol.13、松尾大社にて。 昨年、39年目の感謝の思いをこめてスマホケースを企画いたしました。 そして40年目の今年、 この気持ち・感動をどこまでも届けたいと思い、 いろいろと考え、 斉藤和たんぽぽ…

「斉藤和たんぽぽプロジェクト」、vol.12は鳥居本にてです。

斉藤和たんぽぽプロジェクト~たんぽぽの綿毛のように~ vol.12、鳥居本にて。 昨年、39年目の感謝の思いをこめてスマホケースを企画いたしました。 そして40年目の今年、 この気持ち・感動をどこまでも届けたいと思い、 いろいろと考え、 斉藤和たんぽぽプ…

「斉藤和たんぽぽプロジェクト」、vol.11は星のうてな(みにうちわ)です。

斉藤和たんぽぽプロジェクト~たんぽぽの綿毛のように~ vol.11、星のうてな。(ミニうちわ) 昨年、39年目の感謝の思いをこめてスマホケースを企画いたしました。 そして40年目の今年、 この気持ち・感動をどこまでも届けたいと思い、 いろいろと考え、 斉…

「斉藤和たんぽぽプロジェクト」、vol.10は、サボテンの花です。

斉藤和たんぽぽプロジェクト~たんぽぽの綿毛のように~ vol.10、サボテンの花。 昨年、39年目の感謝の思いをこめてスマホケースを企画いたしました。 そして40年目の今年、 この気持ち・感動をどこまでも届けたいと思い、 いろいろと考え、 斉藤和たんぽぽ…

「斉藤和たんぽぽプロジェクト」、vol.9は、葉たまねぎです。

斉藤和たんぽぽプロジェクト~たんぽぽの綿毛のように~ vol,9 昨年、39年目の感謝の思いをこめてスマホケースを企画いたしました。 そして40年目の今年、この気持ち・感動をどこまでも届けたいと思い、いろいろと考え、斉藤和たんぽぽプロジェクトを始める…

水。

まったく自分の内側から始まる作品。 誰かにヒントをいただいて始まる作品。 テーマをいただいて始まる作品。 やがて自身のテーマとして何度も何度も重ねる作品。 水神さまを身近におきたい、とご依頼をいただいた。 神は、すぐそこにもあるし、手の届かない…

風の往還。

目を閉じて水の流れの前に佇む。 耳の感覚をできる限り遠くに集中する。 ゆっくりと自分に近づける。 そしてまた遠ざける。 あそこにあるあの島の音。 朝陽をうけた、そこだけがゆうらゆうら。 白と黒だけのくりかえし。 じゅうぶんなバルールの蒼。 往還。 …

「斉藤和たんぽぽプロジェクト」、vol.8は、ぼたんです。

斉藤和たんぽぽプロジェクト~たんぽぽの綿毛のように~ vol,8 昨年、39年目の感謝の思いをこめてスマホケースを企画いたしました。 そして40年目の今年、 この気持ち・感動をどこまでも届けたいと思い、 いろいろと考え、 斉藤和たんぽぽプロジェクトを始め…

「斉藤和たんぽぽプロジェクト」、vol7は夏みかんです。

よく前を通るお家の庭にあふれんばかりの黄金色のくだもの。 2月頃。 「絵に描きたいので少しわけていただけませんか?」 「まだ葉っぱがちぢこまっとるから4月頃おいで」 今日。 「もういい頃ですか?」 「おー。絵に描くんやろ。切ったるわ。」 長い枝切用…

「斉藤和たんぽぽプロジェクト」vol.3-6。どの桜も楽しくて4枚同時です。

ちょっと移動するだけで、それぞれの桜に出会います。 くしゃみが止まりませんが、やっぱりふらふら歩いています。 というわけで、今回は4枚です。 お間違いのございませんように。 お気に入りがございましたら、ぜひご応募ください。 皆さま、よろしくお願…

「斉藤和たんぽぽプロジェクト」、vol.2はチューリップです。

2作目はチューリップです。 つぼみが膨らんでいるだけで、幸せになります。 詳しくはこちらをごらんくださいね。 saitoukazucom.hatenablog.com

「斉藤和たんぽぽプロジェクト」始動します!!

斉藤和たんぽぽプロジェクト~たんぽぽの綿毛のように~ 昨年、39年目の感謝の思いをこめてスマホケースを企画いたしました。 そして40年目の今年、 この気持ち・感動をどこまでも届けたいと思い、 いろいろと考え、 斉藤和たんぽぽプロジェクトを始めること…

斉藤和オリジナルスマホケースができました。

この度、斉藤和オリジナルのスマホケースができました。 日本画の道を歩き始めて、来年40年目をむかえさせていただきます。 おかげさまで、たくさんの方と出会わせていただくことができました。 皆さま、本当にありがとうございます。 サンキュウの年のしめ…

グノームス。

髭を伸ばしたことがある。 面倒がなくていいと思って始めたけれど、意外と大変。 形を整えてないと不快だし、重みで皮膚がひっぱられてかゆいし。 中学の音楽室で見ていた、髭面のムソルグスキー。 友人の画家のために書かれた、ムソルグスキーの展覧会の絵…

星の記憶。

一期一会、日々一分一秒の出会いがあって、 そのなかの沢山の感動の全てをとりこんでおきたいのに スケッチをしても写真や動画を撮っても次から次から薄れてゆく。 思い出すことができなくても、 この宇宙のどこかに記憶されているのだろうか。 記録されてい…

朱けの時。

私は地層を見るとドキドキする。 近くに行けたらさわって、さらにどきどきする。 化石は無いかと探してドキドキしてしまう。 子供の時に、蕨のたくさん採れる場所があって その目の前には小さいけれど、見事な地層があらわれていた。 何だろうこれはと思って…

花語り。

作品が仕上がった今日、近畿でも何年振りかの春一番が吹きわたった。 三寒四温ののちに桜の季節も必ずやってくる。 わたしの子供の頃の記憶には桜はない。 春の訪れは梅の花の咲く春の川が、その一番だ。 それでもいつの間にか、満開の桜が私の春になってい…

牡丹。

京都芸大を卒業し印刷会社のデザイン部を退社し、 絵のことを考えて家内と二人で歩いている時、 画廊の外面に飾られていた絵にくぎ付けになった。 雪景の天の橋立。 この絵のことを知りたくて知りたくて 家内に背中を強く押してもらい 生まれて初めて画廊に…

夏日。

岐阜市長良川の鵜飼。 ほんの少しの涼を感じながら、鵜飼舟をみつめる。 周りは人が溢れているけれど、暗闇なので気にならない時間が続く。 闇の中でスケッチをするのは、ひょっとすると初めてかもしれない。 不安で胸がかたくなっていたけれど、 いざ闇の中…

デュエット。

中学の音楽の時間に、音楽室の壁にずらっと貼られている音楽家の肖像。 絵なのか写真なのかはっきりおぼえてないけれど、多分絵だと思う、 よくできてるなあと研究していた中学生の私は、 一人の音楽家にくぎ付けになった。 メンデルスゾーン。 ヤーコブ・ル…

名も無き。

名前は忘れたけれども、和歌山県田辺市で、滝を背にスケッチしたもの。 この大きな月は、20年ほど前に、岡山県津山市からの帰りの夜行バスで出会ったもの。 実景です。 このテーマもなんどもなんども繰り返している。 どんなに同じものを同じように描いても…

風の往還。

ずっと描き続けているシリーズ。 最初は、静かな波が砂浜を遊ぶ姿が描きたくて 揉み紙の技法を使えばひょっとして、と始めたもの。 最初はもう少し具体的においかけていて「潮」という画題でした。 それから色んな海の色んな時間や表情を見重ね さまざまな工…

月行。

私は、何というか、この絵にすごく喜びを感じている。大きさを変え色を変えしながら、もう何度も描いているが、以前描いたものが出てきたのでじっと見ていたら、色々余分なものがたくさん感じられ、自分のえごだけみたいなものも感じられたので、パネル貼り…

灯。

香川県さぬき市の矢筈山。 四国霊場八十八ヶ所・第88番札所・真言宗大覚寺派医王山遍照光院大窪寺での取材です。 大窪寺はいわゆる結願の寺です。 スケッチをしている時も、すがすがしい顔のお遍路さんが沢山いらっしゃいました。 私に声をかけてこられた方…

桜。

車折神社(京都市右京区)の枝垂れ桜「渓仙櫻」です。 画人でもあり宮司でもあった富田渓仙の名からきています。 ここ車折神社は芸能の神として多く信仰を集めています。 境内には芸能に携わる人の名があちこちに並びます。 納められたお礼石や舞い扇などにも…