日本画家 斉藤和 の 作品語り。

京都から世界へ。 1960年京都府生まれの日本画家、斉藤和のぶろぐです。 美しいとは、を日々模索です。   http://www.saitoukazu.com

2017-01-01から1年間の記事一覧

斉藤和オリジナルスマホケースができました。

この度、斉藤和オリジナルのスマホケースができました。 日本画の道を歩き始めて、来年40年目をむかえさせていただきます。 おかげさまで、たくさんの方と出会わせていただくことができました。 皆さま、本当にありがとうございます。 サンキュウの年のしめ…

グノームス。

髭を伸ばしたことがある。 面倒がなくていいと思って始めたけれど、意外と大変。 形を整えてないと不快だし、重みで皮膚がひっぱられてかゆいし。 中学の音楽室で見ていた、髭面のムソルグスキー。 友人の画家のために書かれた、ムソルグスキーの展覧会の絵…

星の記憶。

一期一会、日々一分一秒の出会いがあって、 そのなかの沢山の感動の全てをとりこんでおきたいのに スケッチをしても写真や動画を撮っても次から次から薄れてゆく。 思い出すことができなくても、 この宇宙のどこかに記憶されているのだろうか。 記録されてい…

朱けの時。

私は地層を見るとドキドキする。 近くに行けたらさわって、さらにどきどきする。 化石は無いかと探してドキドキしてしまう。 子供の時に、蕨のたくさん採れる場所があって その目の前には小さいけれど、見事な地層があらわれていた。 何だろうこれはと思って…

花語り。

作品が仕上がった今日、近畿でも何年振りかの春一番が吹きわたった。 三寒四温ののちに桜の季節も必ずやってくる。 わたしの子供の頃の記憶には桜はない。 春の訪れは梅の花の咲く春の川が、その一番だ。 それでもいつの間にか、満開の桜が私の春になってい…

牡丹。

京都芸大を卒業し印刷会社のデザイン部を退社し、 絵のことを考えて家内と二人で歩いている時、 画廊の外面に飾られていた絵にくぎ付けになった。 雪景の天の橋立。 この絵のことを知りたくて知りたくて 家内に背中を強く押してもらい 生まれて初めて画廊に…