水。
まったく自分の内側から始まる作品。
誰かにヒントをいただいて始まる作品。
テーマをいただいて始まる作品。
やがて自身のテーマとして何度も何度も重ねる作品。
水神さまを身近におきたい、とご依頼をいただいた。
神は、すぐそこにもあるし、手の届かない遥かにもあると思う。
ほぼ毎朝いただきに行く水がある。
その傍に神の名の瀧が流れている。
ここに立つと覚える感覚のようなものを描きたいと思っていたが
何一つ、スケッチすら手をつけられずにいた。
ところが二つが重なって、いっきに画面が定着した。
一枚目は一瞬の迷いすらなかった。
ずっと描き続けたいテーマがまた生まれた。
これからどんどん深く広く考えていこう。
今はただ、喜びにふるえている。