星の記憶。
一期一会、日々一分一秒の出会いがあって、
そのなかの沢山の感動の全てをとりこんでおきたいのに
スケッチをしても写真や動画を撮っても次から次から薄れてゆく。
思い出すことができなくても、
この宇宙のどこかに記憶されているのだろうか。
記録されているのだろうか。
そう信じてそう願って、
いつも心の入り口たけは思いきり開けておこう。
富山・庄川の利賀大橋遺構。
庄川の上流をめざしているときに
突如現れたその姿に目を奪われた。
どうしても描きたくて、
何度も車を止めてもらった。
葛のつるを入れるかどうか、最後までまよったけれど、
現実感をだしすぎないように、と
あの美しい蔓は登場をあきらめてもらった。
星の記憶。(取材地:富山庄川・利賀大橋遺構)